演習 4.3: ノードメンテナンスワークフローの作成

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目次

目的

F5 BIG-IPのAnsible Tower ワークフローのユースケースを示します。

この演習では、サーバーのパッチ管理のワークフローを作成します。最初にプールメンバーを無効にし、ノードにパッチを適用してから、ノードを有効にします。同時に、iRule を仮想サーバーに接続して、サーバーがメンテナンス中であることをユーザーに応答します。

解説

Step 1: ジョブテンプレートの準備

前の演習 4.1と同様に、以下のテンプレートを準備する必要があります:

ジョブテンプレート名 Playbook
Disable node disable_node.yml
Enable node enable_node.yml
Patch server patch_server.yml
Attach iRule to virtual server attach_irule.yml
Detach iRule detach_irule.yml

ここでも、演習 4.1 と同様に Patch server を除き、上記の各テンプレートは同じテンプレートパラメータを使用します。このテンプレートは Workshop Credential 認証情報を利用し、他の全てのテンプレートは BIGIP を使用します。

パラメータ
名前  
ジョブタイプ 実行
インベントリー Workshop Inventory
プロジェクト Workshop Project
Playbook  
認証情報  

設定されたテンプレートの例を次に示します。 job template

Step 2: ワークフローテンプレートの作成

  1. 左側のメニューバーから テンプレート をクリックします。

  2. 緑色のtemplates linkボタンをクリックし、新しく ワークフローテンプレート を作成します。

  3. 以下の通りにパラメータを入力します。

パラメータ
名前 Node maintenance workflow
組織 Default
インベントリー Workshop Inventory
  1. 保存 ボタンをクリックします。

workflow creation

Step 3: ワークフロービジュアライザー

  1. 保存 ボタンをクリックすると、ワークフロービジュアライザー が自動的に開きます。もしそうでない場合、青い ワークフロービジュアライザー ボタンをクリックします。

  2. デフォルトでは、緑色の 開始 ボタンのみが表示されます。開始 ボタンクリックします。

  3. 右側に ノードの追加 が表示されます。

Step 4: Disable node ジョブテンプレートの追加

  1. Disable node ジョブテンプレートを選択します。実行オプションは、常時 を使用します。

  2. 緑色の 選択 ボタンをクリックします。

    Disable node

Step 5: Attach iRule to virtual server ジョブテンプレートの追加

  1. もう一度 開始 ボタンをクリックします。ノードの追加 が再び表示されます。

  2. Attach iRule to virtual server ジョブテンプレートを選択します。実行 パラメータは、ドロップダウンメニューから 常時 を選択します。

  3. 緑色の 選択 ボタンをクリックします。

    attach irule

Step 6: Patch server ジョブテンプレートの追加

  1. Disable node ノードにカーソルを合わせ、緑色の + 記号をクリックします。ノードの追加 が再び表示されます。

  2. Patch server ジョブテンプレートを選択します。実行 パラメータは、ドロップダウンメニューから 成功時 を選択します。

  3. 緑色の 選択 ボタンをクリックします。

    upgrade server

Step 7: Enable node ジョブテンプレートの追加

  1. Patch server ノードにカーソルを合わせ、緑色の + 記号をクリックします。ノードの追加 が再び表示されます。

  2. Enable node ジョブテンプレートを選択します。実行 パラメータは、ドロップダウンメニューから 成功時 を選択します。

  3. 緑色の 選択 ボタンをクリックします。

    enable node

Step 8: Detach iRule ジョブテンプレートの追加

  1. Enable node ノードにカーソルを合わせ、緑色の + 記号をクリックします。ノードの追加 が再び表示されます。

  2. Detach iRule ジョブテンプレートを選択します。実行 パラメータは、ドロップダウンメニューから 成功時 を選択します。

  3. 緑色の 選択 ボタンをクリックします。

    attach irule

Step 9: コンバージドリンクの作成

最後に、並行して実行されているジョブを収束できるようにするリンクを作成します。つまり、両方のジョブが完了すると、Detach iRuleノードがトリガーされます。

  1. Attach iRule to virtual server ノードの上にカーソルを置き、青いチェーン記号をクリックします。

  2. 次に、Detach iRule をクリックします。リンクの追加ウィンドウが表示されます。実行 パラメータには、常時 を選択します。 converge link

  3. 緑色の 保存 ボタンをクリックします。

  4. 緑色の 保存 ボタンをもう一度クリックし、ワークフローを保存します。

Step 10: ワークフローの実行

  1. テンプレート ウインドウに戻ります。

  2. ロケットをクリックし、Node maintenance workflow ワークフローテンプレートを起動します。

    workflow job launched

    ワークフロージョブの実行中はいつでも、ノードをクリックして個々のジョブテンプレートを選択し、ステータスを確認できます。

仮想サーバーにiRuleをアタッチすると、サーバーのメンテナンス時にメンテナンスページが表示されます。 maintenance page

まとめ

あなたは学習しました


完了

演習 4.3 を完了しました。

これで本演習は終わりです。演習ガイドへ戻る